ディップスは、日本トップレベルのボディビルダー横川尚隆さんや、山本義徳さんも
”必ずやるべき”と、その効果に太鼓判を押している上半身最強の筋トレ種目です。
自重トレーニングなので、筋トレ初心者であってもハードルが低く、
筆者自身も筋トレを始めた当初から常にディップスを取り入れています。
『ディップスどこがやばいの?』
という疑問を持つ方に向けて、この記事ではディップスの効果を解説します。
ぜひ最後までご覧ください!
ディップスで鍛えられる部位
◎鍛えられる部位…大胸筋/上腕三頭筋
特に人目に触れやすく、見た目の印象に影響を与えやすい2つの部位へ、
非常に効果的に刺激を与えられる種目です。
大胸筋
筋トレはしているけど、大胸筋は鍛えていないという人は見たことがありません。
大胸筋は、筋肉の中で最も花形と言っていいほど、見る人を惹きつける部位です。
そんな大胸筋を鍛える種目には、ベンチプレスやダンベルフライなど多くの定番種目がありますが、
多くのトレーニーが推しているのがこの”ディップス”です。
ディップスは、大胸筋下部を中心に鍛える事ができ、胸の立体感を生んでくれます。
Tシャツの上からでも見惚れるような、男らしい大胸筋が手に入るはずです。
上腕三頭筋
上腕三頭筋は、腕の裏側(二の腕)の筋肉です。
普段あまり使う事のない筋肉ですが、ここを鍛える事で腕が太くなります。
上腕三頭筋と対をなすのが、力こぶと言われる上腕二頭筋ですが、
なんと、上腕三頭筋は上腕二頭筋の”2倍の面積”があるそうです。
その為、腕を太くしたければ上腕三頭筋を鍛えるべきだとされています。
ディップスは、自重のみで上腕三頭筋に大きな刺激を入れる事ができ、
太い腕を作るためにぜひ取り入れたい種目です。
ディップスのメリット2選
上半身の筋肥大効果が高い
ディップスは、両手だけで身体を支えなけらばならず、とても不安定な姿勢で行う種目です。
その為、体を支えようと、とても多くの筋繊維が働きます。
また、姿勢を維持するために腹筋・体幹も同時に鍛えられます。
全体重を腕や胸の力のみで支えるため、特に大胸筋・上腕三頭筋への刺激も強く、
”自重でありながら高強度のトレーニングができること”がメリットです。
ベンチプレスより安全
ディップスは大胸筋を鍛える種目の中でも特に安全に鍛えられる種目です。
大きなウェイトを扱うときは、万が一の危険性がありますが、
ディップスは自重トレーニングなので、その心配がありません。
また、関節への負担も大きくなく、怪我するリスクも比較的低いと言えます。
ディップスは、安全性が高く、初心者でも取り入れやすい種目であり、筋肥大効果も高いです。
ディップスの正しいフォーム
◎ディップスの正しいフォーム
・両手でバーを握り、体を持ち上げる
・足を後ろで組み、前傾姿勢に
・肘を曲げながら体を降ろす
※繰り返し
ディップスは動作自体は非常にシンプルで、簡単です。
しかし、フォームによっては効果的に鍛えられなかったり、
または怪我のリスクが増えたりする場合もあります。
ディップスのNGフォーム
ディップスのNGフォームは、肩に負担がかかるフォームです。
これは、肩の怪我に繋がるという点ももちろんですが、
肩に負荷がかかる=大胸筋への負荷が逃げているという事であり、
メインターゲットである大胸筋への負荷不足にもなります。
そんな肩に負担がかかるNGフォームは下記3つです。
◎ディップスのNGフォーム
・肘を90度以上曲げている
・猫背で身体が丸まっている
・肩が上がっている
これらは、大胸筋への刺激が弱まる上、肩の怪我に繋がりやすいというリスクがあります。
◎ここがポイント
・肘は最大でも90度まで
・姿勢をまっすぐにして前傾姿勢
・肩の力を抜く
応用編:加重ディップスについて
ディップスは自重トレーニングがゆえに、強度を調整できないように思われますが、
自体重で満足できなくなった方は加重する方法があります。
ディップスを10回×3セットできるようになった方は、
今度は加重して負荷を高めることで、さらに筋肥大できるはずです。
◎加重の方法
①専用のベルトを使う
②リュックサックを背負う
①のベルトはティッピングベルトといい、ジムに置いてあることも多いです。
専用ベルトでウェイトをぶら下げて、負荷を強めることができます。
イメージがしにくいかと思いますので、下記動画をご参考ください。
ジムにティッピングベルトがない場合は、ご自身で購入するか、
リュックサックに重りを入れて背負ったまま行う方法もあります。
もっと強度を高めたいとお考えの方は、ぜひ試してみてください!
最後に
いかがだったでしょうか。
ディップスは、プロ選手も取り入れるような筋肥大効果が高い種目ですが、
自重で安全性も高く、筋トレ初心者でも安心して取り組めます。
ディップスで鍛えながら、余裕が出てきたら加重ディップスにも挑戦してみて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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